毒親。

最初は純粋に楽しいだけで始めた競技。
ただの習い事だった。

それが気づけば成績を残すようになり
楽しみが結果を残すことになり

更に気がつけば親、特に父親が熱心になり
いつしか親の期待に応えることが目的に加わり

365日休まず練習の日々になっていった

私は普通に憧れた。休みの日に沢山寝たり遊んだり、普通に憧れた。

みんなが観ているドラマもバラエティーも見たことがほとんどないし、見る時間がない。
音楽も流行りもほとんど知らないから話を聞いてるだけ。


私は、なんの条件も、なんの特技もない自分を愛して欲しかった。

でも条件のない愛情ほど怖くて信用できないものはないから、私は自ら条件付きの愛を選び続けた。その結果が、今の私を構成している。

私はがんばることしか愛される価値はなくて
勝つから価値があって、負けたらなんの価値もない。負けたら悔しさより怯えていた

もう頑張らなくていいんだよ
これを誰かに言われたいんだ、いつも。


愛して欲しい人に言われたいんだ。
愛して欲しい人達はみんな私が頑張らなきゃ認めてくれない人達。

絶対にくれない人達に望み続けている。